
単なる好意を恋愛感情にすり変えるテクニック
人間の心理をなんとかうまく利用して好きな人を口説こうといろいろ考えても、そうそううまくいくものではありません。単純なことですが、一番いいのは、やはりほめることです。ほめられてイヤな気持ちになる人はいません。自尊心を満足させてくれる人にまた会いたくなるものです。
ただし、単にほめるだけではダメです。ほめ言葉はたしかに人を気持ちよくさせるのですが、それだけでは恋愛感情になかなか結びつかないのです。
それでは、恋愛にはもう一つ何が必要かというと、感情的興奮です。そのために一番効果的なのは相手を生理的に興奮させることです。というのも、じつは何かの刺激を受けて心が動いている状態と恋愛感情で心が動いている状態は生理的には似ているのです。何が違うのかといえば、本人がそれをどう思うかだけなのです。これがシャクターの唱えた情緒の生理認知説です。となると、何かで心を動かしておいて、それを恋愛感情だと思い込ませれば確実にうまくいくはずです。前に書いたつり橋実験がその証明です。
では具体的にどうするのかといえば、もちろんつり橋もいいのですが、一緒にスポーツをしたり、遊園地にいって興奮するのも一つの手です。
また、会話でいいますと、ちょっと危険な方法ですが、最初からほめるのではなく、ちょっとけなしたり、あるいは批判しておいて次にほめるのです。相手はけなされたことで興奮しています。また、低くなった自尊心に、ほめ言葉は普通以上に響くはずです。
この気持ちの上がり下がりが刺激となり、心を動かすはずですから、これを恋愛感情にもち込めれば成功、というわけです。
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